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【理想の教育コラム】効果的なほめ方 (2020-03-30)
皆さんこんにちは、今回も「古き良き時代を大切にしつつも
新しい事への挑戦もドンドン行う」蒲搗nの社員さんのご家
庭ではどのような子育てが行われているのかを社員さんに聞い
てみました。
今回は、管理部長N氏のご家庭にスポットをあてて見ました。
N氏のお子様は、頭脳・容姿・性格どれをとっても・・・付け入
る隙がない(泣)
いったい、どのような教育をしたのか聞いてみました。
◆効果的な「ほめ方」をする〜マジック・レシオとは?
アメリカの団体ポジティブ・コーチング・アライアンスでは、
人を成長させ、やる気を引き出すほめ方として、「誠実で具体的な
プラス評価5回に対し、建設的なマイナス評価を1回すること」を推
奨しています。
ほめるときは、よいところを具体的に伝えるようにします。例え
ば、サッカーであれば「足がよく動いている」「いいコントロール
だ」と本当のことを具体的に5つほめます。
また、失敗しても、その努力をほめます。そして、「次は怖がらず
にシュートしよう」と助言を1回します。3回ほめて、助言を1回
し、その後2回ほめる、というようにアレンジしても構いません。
そうすると、子どもはほめられたいから、ほめてくれる相手の話
を聞くようになり、もっとほめられたくて助言に従います。
この効果的な5対1のほめと助言は、「マジック・レシオ(魔法の
比率)」と呼ばれています。
また、こういったプラスとマイナスの評価や相互作用の比率が、集
団の生産性にどのような影響を与えているかについて調べた研究も
あります。
研究によれば、集団では、「メンバー間のポジティブな相互作用と
ネガティブな相互作用の比率」が、最低でも2.9013対1でなければ
ならないと指摘されています。つまり、一つのネガティブな言葉
や、行動の悪影響を打ち消すためには、約3倍の量のポジティブな
言葉や行動が必要だということです。
規模は小さいかもしれませんが、家族も一つのチームです。明る
く充実した家庭生活を営むためにも、家庭におけるポジティブと
ネガティブの言動の比率、すなわち「ほめ」や「助言」の比率を
意識するように心がけましょう。
まずは、家庭内のポジティブな言動が、ネガティブな言動の3倍に
なるようにすべきです。その上で、徐々に「〜しなさい」といった
命令を、「〜するといいと思うよ」といった助言に、「どうしてで
きないの?」といった批判を「〜できるようになると、こんないい
ことがあるのよ」といった希望や可能性が感じられる言葉に変えて
いくようにします。すると、子どもが素直に注意を受け入れるよう
になるだけでなく、家庭円満になり、家族のみんなが明るく賢く成
長していくことができるのです。

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